私はある重大な情報を掴んだのです。
ムハーっと鼻息荒くなったところで振り返ると、闇夜を切り裂くいかずちがドーーーン。
こ、これはもう私にカミナリサマが(高木ブー仕様)行けと言っているに違いない!
そんな訳で雷雨の中、きっと行列が短いだろうと予測して行ってきたのは、
銀座三越2階に出来たおフランスの老舗、
マカロンで有名な「LADUREE」(ラデュレ)でございます。
昨年、ソフィアコッポラの映画「マリーアントワネット」で
豪華絢爛なお菓子を丸ごと担当していたのがこのLADUREEです。
日本で映画が話題になった頃から、期間限定で三越に出店していたのですが
とうとう満を持して銀座三越に先月、店舗が現れました。
わーいわーいおフランスの香り〜〜と思って見つけた店舗は、何だろう
LADUREEの古きよきホテル風なシットリした色合いとしつらえが
三越に妙に馴染んでいて、新しい感じがしないのは私だけ・・・?
さて夕立を押し切って来た割に、三越の閉店時間間際だったこともあり、
テイクアウトはもう終了だそうで、負けるもんか、当然サロン・ド・テに突入です。
こちらは夜11時半までの営業。
コースもありますが前菜やサンドイッチのアラカルトに、シャンパンやワインもあって
もちろんアフタヌーンティー(二人〜)にケーキにお茶もできるので
かなり幅広く使えそう。
そう思ってメニューを拝見しますと、自分にいかづちがドーーーーン
チキンサンド2400円・・・。
気軽に入ったのに高いザマス・・・。
堂々と撮るのが恥ずかしくて、こんな画像ですみません。
パンはカリッと香ばしく焼いてあって、具と静かにマッチして
パンが主張しすぎない美味しいサンドイッチだけど、だけどだけど
ボリュームバランスとして、このポテトの太さは
ちょっとラデュレのお上品さにそぐわないのではないかと。
いやでもフランスの食べ物って結構ボリュームあったけどね。
デザートにイスパハン (ローズのマカロン、ローズペタルのクリーム、フランボワーズ、ライチ)
学生の頃、トイレの香りそのまんまのアイスを食べてから
ローズのスウィーツは慎重になる私も
LADUREEのマカロンなら全く問題なく、というより
あえて楽しみたい程にこちらのローズはステキなのです。
そう、あのトイレのような鼻にツンと来る部分の香りが全くないのです。
優しい、柔らかでほのかな、トイレとは全然違う香り。
(いいかげんトイレから離れよう)
このケーキは真中にライチが入っていて、ほんのりローズの香りと
酸味のあるフランボワーズとライチがスッキリサッパリ。
複雑な香りをひとつにまとめあげるこのワザは
香りの発達したフランスならではだよね〜〜〜と1人頷きながらいただく。
以前の日記にも書いたようにフランス人は本当に酸味が好きなんじゃないかな〜。
LADUREEに至っては、酸味と香りの使い方が歴史的段違いにハイレベルだと思うのです。
今回はテイクアウトできなかったけど
次回はぜひ、スッキリサッパリなフレーバーのマカロンを買いに行こう!
と決意を新たにするのでした。
そういえば、フランスにあったような、大きいサイズのマカロンがなかったようだけど
あれは、売り出さないのかなあ。
大きいマカロンって見た目も食べ応えもなかなか楽しかったんだけど。
近々マカロンの詳細もアップしたいと思います。
(パンはどうした)