向かうは脇目も振らずまっすぐにカタネベーカリーです。
代々木上原からも幡ヶ谷からも7,8分?
住宅地にポツンとある小さなお店ですが
いつ訪れてもひっきりなしにお客さんが入っていく。
地下のカフェも行きたいところだけど
今回は知人に差し上げるパンを、というコンセプトだったので
ぐっとこらえて遠慮がちに選ぶ。
ハードは小ぶりなものが多く、
全体的には、甘い親しみやすいパンの割合が高く
ハード好きな私には珍しい気もするんだけど
もうなんだかミッチミチに美味しいオーラが溢れ出て
再訪せずにはいられない店なんですよ。うん。
その中でも鼻息が止まらない一品がこれ。
キャラメルナッツ
パイというよりしっとり且つ存在感のある生地にクリームを敷いて
苦いヌガーのようなキャラメルにまぶされたナッツ達が君臨している。
ナッツが歯ごたえ軽く、見た目よりずっとずっとあっさり食べられて
ナッツ好きなら2個は軽くいけるかもしれない。
とても素晴らしいパンなのだけど、ガサガサと持ち歩くと
キャラメルが紙袋から染み出しやすいのが難点。
(え私だけ?)
あみパンはハーフを。
シナモン入りの編み編み、お砂糖がけのパンは、
懐かしいようでパン生地がしっかり味わえるところが新しく。
牛乳に合いそうだなあ。
荷物が多いのにパンドミも。
何故だろう、抱きしめたいのに抱きすくめられるような
カワイコちゃんなのにママのような(お母さん、じゃないんだよなあ)
優しいけど奥深い、まさしくキャラメルヌガーのような愛に溢れる
素晴らしいお店だといつも思うわけです。
そして大変満足した私は、あとちょっとだけハードパンが欲しくて
まっすぐルヴァンに向かうのです。
(つづく)